代表挨拶
企業の経営資源といえば、ヒト、モノ、カネ、情報があげられますが、このIT業界に限っていえばヒトすなわち 人材(人財)がすべてと言っても過言ではありません。IT企業の競争優位は優秀な人財をどれだけ揃えられるかにかかっているといえます。 私がまだサラリーマンだったころ、自分の部下にはなるべく付加価値の高い技術を教え自分が市場でどれぐらいの 価値があるのか常に考えるように指導してきました。 他の会社にいっても通用するような能力、すなわちエンプロイアビリティを高めることが部下育成の目標でした。 それは経営者となった今でもあまり変わっていません。 私は社員にIT市場で戦える武器をいかに持たせるかを常に考えています。 具体的にはOJT、Off-JT、自己啓発支援といった能力開発、キャリア・デベロップメントを社員のレベルに合わせ 実施する事です。 社員一人ひとりに成長の機会を与えるのが経営者の役目のひとつだと私は考えています。 確かに金と時間をつぎ込んで育成した人材が他社へ転職となれば穏やかではいられませんが、 会社の人財から業界の人財へ、しいては国の人財へと考えれば、ヒトを育てるという意義は十分あるのではないでしょうか。 私はこんな思いでこれからもIT業界へ関わって行きたいと考えています。
平成30年3月
株式会社クエスト・システム・デザイン
代表取締役 阿部 一志